| ブルマン日記 記: 大地 耕作 |
・ 宝塚・ザッセンハウスミル 9/5
・ コーヒーフェアの案内文 9/7
・ ブルーマウンテンの開業 9/8
・ 手の間 9/12
・ アジのたたき 9/15
・ パナマのパカマラ種 9/28
・ 本家エルサルバドルのパカマラ種 9/30
| 20年9月30日(本家エルサルバドルのパカマラ種) 今日は嬉しかった事が2つある。 先ず1つ目は、私の個人的なことだが、 大学時代以来の友人から突然電話があったこと。 本当に嬉しかった。 30数年ぶりの声だ。 いつでも友人というものは最高に良いものだ。 日記の愛読者には全く関係ないことと分っている。 しかし、私の心がその後もルンルンと弾んでいるのだ。 2つ目。 今度は貴方にもが関係あること。 本家エルサルバドルのパカマラ種の珈琲豆が入荷することとなった。 しかも、価格はそんなに高くないらしい。 中の上ぐらいかな? 「旨い珈琲が中位の価格で・・・」 これが理想だ。 毎日飲むものだから、美味しいものを価格のことなんか気にしないで飲みたい。 これが幸せにしてくれる、ただ一つの方法だと思う。 おととい、「出来れば国による個性が・・・」と言ったのは、 第一に旨い珈琲であることが大前提になる。 とくに中米産は没個性的。 エルサルバドルも、ニカラグアも、ホンジュラスも、コスタリカも特別な違いがない。 だから・・・・、 ということで。 グァテマラだけは、以前から中米産では特別だったし、 ここでだけのパカマラ種は全く問題を感じなかった。 それに、パナマが・・・、更にエルサルバドルが・・・・ フェア後、これらのパカマラ種も焙煎してみて あまり変わりなかったら、「パカマラは国境を越える」と考えることにする。 いやー、これもカッコいいのだ。 目次809に戻る |
| 20年9月29日 もうすぐコーヒーフェアになるし、 明日30日に頒布会のコーヒー豆を発送する。 まだ、「手の間」という本が届いていない。 正直、あせっている。 この本の中での記事に、イエメンのモカ「イブラヒム」のことが書かれている。 最初は、この本が出ことが分っていなかったので気にもしていなかったが、 この本を予約注文してしまうと、「どーせなら、コーヒーフェア迄に」と思ってしまう。 森光さんなりに力が入った、素晴らしい本だから、 これが届いたら、コーヒーファンは是非購入して欲しい。 中身が素晴らしい本だけに、出来たらコーヒーフェアに間に合って欲しいのだ。 目次809に戻る |
| 20年9月28日(パナマのパカマラ種) パカマラ種は、私が最近気に入っているコーヒーの種類だ。 「グァテマラのパカマラ種」から始まって、 今では「パナマのパカマラ種」も持っている。 更に、今後も「本家エルサルバドルのパカマラ種」も追求してみたい。 ただ、旨いということだけで、 全部同じような、香りと味になってしまっては面白くない。 グァテマラはこの顔、パナマはこの顔と、旨いながらも個性が欲しい。 また話は横に反れているようだが 10月2日からのコーヒーフェアは、 「イブラヒム モカ」をテーマにする事に全く変更はなく、 今日辺りから、ぼつぼつその具体的準備に入ることになる。 確かに、今飲んでもらっているグァテマラのパカマラ種は旨い。 柑橘系の素晴らしい香りと味を発揮する。 ただ、「イブラヒム モカ」の香りと旨さとは、全く次元が違うのだ。 このコーヒーは母なのだ。 今回は、このコーヒー豆を、どうしてもテーマにしなくてはならないのだ。 そして、現にテーマに出来るのだ。 私もあせりながら、今後モカがどうなってしまうのか分らない。 時間が経つほどに、今回のコーヒーフェアが凄いものだった分るはずだ。 幸福のアラビアからの贈り物。 母なるコーヒー「イブラヒム モカ」・・・・。 先ず、このコーヒーフェアをしてから(コーヒー教室の中での上映も含めて)だ。 その子孫に、素晴らしく旨いコーヒー・・・・パカマラ種があった。 とこう考えてはどうだろう。 パカマラ種が、イブラヒムのようになるには、100年早い。 しかし、良い素質を持った子孫が出てきたものだ。 でもまだまだだ。 今後、産地による違いでも、焙煎でも、抽出方法でも、どんどん鍛えてみたい。 目次809に戻る |
| 20年9月27日 予報通り、今朝は寒い。 最低気温が17℃になるらしい。 半袖では一寸寒く感じてしまう。 でも私は半袖だ。 ただ、更年期の特徴らしいが、 首回りだけがやけに暑く感じるので、 真夏にはどうしても着れなかったTシャツが、今丁度良い。 「17℃の半袖」か・・・、覚えておこうっと。 時々、圓窓師匠に登場していただかないと、ついつい忘れてしまう。 読者の側に立つと、 私の面白くも無い考え方よりも、圓窓師匠の落語の方が面白いと思う。 アメリカン 男が、医者のところへ相談に来た。 「先生、私は女房の尻に敷かれどおしなんです。 『あなたの給料はコーヒーと同じでアメリカンね!』が女房の口ぐせで、 のべつ幕まくに聞かされております。 子供でも生まれれば、女房も少しはおとなしくなると思うんですが、 結婚して五年、今だにできないんです」 「なるほど。できない原因は奥さんのほうに・・・・」 「そんなこと私の口から女房にきけません。 とりあえず、私のほうを調べてほしいのですが・・・・」 「わかりました。調べてみましょう」 早速、調べ終えて、医者曰く。 「ご主人、これもアメリカンですな」 アメリカンが薄いことなんか、皆んな知っている。 薄いのは給料袋ばかりではなく、あちらの方も・・・・。 ハイ! でも、自分の子供だけが人生ではない。 「自分のものだ」と、逆につい勘違いが起ってくる。 目次809に戻る |
| 20年9月26日 これは私の単なる感覚だが 何だか最近、アメリカナイズされた巨大資本が大きくうろついている。 どんどんマニュアル化され、細分化されているようだ。 こう技術的にだけ細分化され専門化されると、地場小企業などついてゆけない。 賛否両論あるものの、 人間味がない、接触が無い、誰でも良い・・・。 「ここに勤めているの!」 「今日は、何がお奨め?」 「今、何が流行?」 こんな末端の消費者との些細な触れ合いが、 販売する側も、購入する側も、人から勉強して自然に賢くなる。 どうして最近になって特になのか? こう考えてみた。 どうも、今の消費者にも、販売者の側にもスキがいっぱいあるようだ。 敗戦後、アメリカが進駐してきたようだが、 我々の側にも、皆んなで力を合わせた復興努力、それへの論争、哲学があった。 この時、巨大資本など入れるスキなど無かった。 こんな分析などしてみたって、単なる評論に過ぎない。 問題は、これからだ。 今後の方針だ。 地場小企業は、巨大資本と対に闘おう等と思ってはならない。 巨大船とボートは正面からぶつかれないのだ。 巨大資本の弱点を分析して、横からのフックをしかける。 その為の努力を、理論だけではなく実践をする必要がある。 また巨大資本の中にあって、その限界が分っている人も必ず居る。 この世の中、そんなに単純でもマニュアル化出来てしまうものでもない。 寧ろマニュアル化し、車座会議をせざるを得ないのではないのか? だから、どんなに巨大資本でも未来永劫続いたことは無い。 目次809に戻る |
| 20年9月25日 昨日の休みに、ちょっと用事があったので岡山に行った。 久しぶりに「折り鶴」さんの所に寄った。 そこで、所謂コーヒー談義を、約1時間ほど・・・・・。 その中で・・・ 「藤原さん、パカマラは飲んだことある?」 「あるある。 去年グァテマラのパカマラを焼いたよ。」 「あのコーヒーなかなか面白いね。」 「あれ、エルサルバドルが本家なんでしょう?」 「らしいね。」 「今、パナマにもあるんだよ。 実は今ここに、パナマのパカマラが有るんですよ」 「エー、本当?」 ということになって、ついついパナマのパカマラの生豆を手に入れてしまった。 本家のエルサルバドルより先に、分家の方が・・・・。 礼儀として、生豆は見るだけで焙煎しない。 焙煎したら、ついつい飲みたくなるのが人情というもの。 もう少しで、コーヒーフェア・・・ 長い目で見て、今は「イブラヒム」にする必要がある。 「見るだけの我慢」も、コーヒーマンならやらなくてはならない義務。 これは、価格も結構高い。 今、心配なのは、 「この価格が農民にもちゃんとはね返っているのか?」 ということ。 商社や問屋の利益にだけなって、 直接の農民には結局一緒の価格だったりして・・・。 目次809に戻る |
| 20年9月23日 今日は、お彼岸の中日。 朝起きてから、私も墓参りに行った。 アイスコーヒー出方も、その日の気温で違う。 昨日は良く出たので、これも作らなくてはならない。 一時ほどの忙しさは、当然無いにしても用件が重なると気ぜわしい。 焙煎も今やっと終わり、今日の日記はこのぐらいで・・・。 目次809に戻る |
| 20年9月22日 コーヒー豆の選別によく使う方法として、 生豆のとき、豆を水の中つけるという方法。 私なりに「水選別」と名乗っているが、 主には生豆の比重が水に近いという事を利用している。 <未成熟の豆は、水に浮くのでは無いのか・・・>ということなのだ。 これも一つの方法で、今あるグァテマラのパカマラもこの方法を使っている。 普段使っている豆は、イブラヒムやジェルジェルツー以外では 全く選別する必要性を感じていないからだ。 選別せざるを得ない豆でも、この水選別という方法で、ほぼ100%取り除ける。 コーヒーの生豆の事が何も分らなかった、 昔の自分は安い豆を買い必死で選別をしていた。 その後20年ぐらい、皮や欠け豆も、黒豆も、石も実際見る事が無い。 いやー、このパカマラには、たっぷりとこんな異物が含まれている。 確かに、この水選別では、石や黒豆の重い物は選別できない。 但し、黒豆は水の中に入れると、黒色がはっきりするのだ。 これを手で取り除いてやればいいのだ。 更に、石は金網に移し変えた時、金網から下に落ちる。 面倒がらずに、優秀な兵士のアカを取るのだと思っている。 ただ一つ 「水選別」すると、どうもコーヒーの旨味が少なくなって、 味も何となくすっきりしてしまうような気がする。 ここらの重点のかけ方をどうするのか? それも、どういうコーヒーを作りたいのか、自分なりに決めるべきだろう。 ここでも、絶対ということはなく、良い事も悪い事もある。 目次809に戻る |
| 20年9月21日 当店で販売しているコーヒーの生豆は、確かに非常に安価だ。 かと言って、悪い豆(駄目豆)などでは、決っして無く、 むしろ素晴らしい豆たちだと自負している。 私が素晴らしい豆だというのは、決して見た目ではない。 深煎りにして、飲んで美味しいということで、 私なりの判断では、美味しいとは、香りの高いということで 私の言う香りとは、モカに有った香りだ。 たったこれだけで、 極めて単純な、図式的な、気持ちだ。 今、ここにグァテマラのパカマラ種のコーヒーがある。 凄い人気で、先日2体届いたばかりなのに、もうその2俵目を開けている。 さてこの豆、ちょっとばかり能書きがあって、 「シークレット珈琲」となっていた。 この日記にも書いたが、 焙煎する前に選別・焙煎後も選別をしなくてはならない。 一見、良い豆とは決して言えない。 ただ素晴らしく旨い。 モカにある柑橘系の良い香りがする。 今回の「珈琲フェア」は、そのテーマとして「イブラヒム モカは今でも健在です」 として、既に決定しているが、 私なりの次の感心事は、このパカマラ種の追求だ。 情報では、このパカマラ種は「エルサルバドル」特有の豆らしい。 何とか、この本家のパカマラも手に入れて飲んでみたい物だ。 更に情報では、パナマにもこのパカマラがあるらしい。 豆の見た目の判断だけでは、このコーヒーは「こんなコーヒー」で終ってしまう。 味と香りを問題にするから、選別さえすると「凄いコーヒー」となる。 更に、次々と要求が拡がってゆく事になる。 目次809に戻る |
| 20年9月20日 また久しぶりに散髪に行った。 台風が去って、晴れになったので、自転車で・・・・。 無目的より、こうして何か用件が有った方が自転車には良いようだ。 単に自転車に乗るだけなのだ。 どんどん先へ先へと進んでしまう。 この自転車にまたがる事に一つの決断がいる。 それさえクリアーしてしまえば・・・・。 さて、また今日も圓窓師匠にご登場願おう。 なんせ、私はこれから自転車にのってくるから・・・・。 ツーコーヒー 息子が、故郷から名古屋見物に出てきた父親を連れて、 喫茶店に入った。 学生時代、喫茶店でボーイのアルバイトをした経験のある息子は 「ツー コーヒー (TWO COFFEE)と注文した。 運ばれてきたコーヒーを飲みながら、 親子は楽しそうに思い出に花を咲かせた。 翌年、又、名古屋に出てきた父親は、 今度は一人で喫茶店に入り、女の子に注文した。 「すみませんが、ツー コーヒーを一つ」 これ、分る分る。 年をとることとは、どんどん子供になることらしいが、 事態をそのまんま受取る。 じゃーね、自転車に乗ってくるから・・・ルンルン。 目次809に戻る |
| 20年9月19日 台風13号が、今日ここら辺りに最も近づくことになっている。 予想勢力は弱まっているらしいが、いつも通り風と雨を伴っているらしい。 被害が少ない事を願う。 この台風の影響の為か、朝方「より涼しい」。 「おお寒い・・・」と目が覚める。 9月に寒い? これもなかなか良いもんだ。 さらに、中国地方は水不足。 今でも取水制限がされている。 この台風の影響で、ダムに少しでも水が貯まってくれたら・・・・。 何でも、悪い事ばかりではない、必ず良い事も・・・・。 出来ることなら、私は良い事を見つけるようにしたい。 これは、決してオベンチャラということではなく、その方が真実という意味で。 目次809に戻る |
| 20年9月18日 先日、マウンテンバイクを手に入れた。 もう、今、これを乗り回して、子供のようにはしゃいでいる。 先ず、第一印象で感じたことは、「本当に静か」ということだ。 私は自動車の免許は持っていないものの、 足として原付の免許だけはとっている。 それでもエンジンの音が、大きくて自然と一体になる気がしない。 結局、足代わりにしかすぎないのだ。 何度も言う事になるが、その点自転車は違う。 鳥の鳴き声、風を、直接自分の肌で感じることができる。 更に、使っていない筋肉も鍛えられて、健康にも良い。 更に、更に、排気ガスも二酸化炭素も出さない。 良い事ずくめなのだが、欠点もある。 あまり多くの荷物が運べないのだ。 それと、雨や雪の日に困ってしまう。 更に、本当に暑い日、寒い日には・・・・。 その点では、どうしても車に負けることとなる。 今の時代、車は無くてはならないのかも知れない。 しかし、足代わりに車を使うのは、 逆に自分の心を貧しくしてしまうのかも知れない。 かといって、その為だけにわざわざ自転車を買うのも 駐輪の問題とか、パンクの問題、経済的な問題などで、 かえって「気楽さ」が苦痛になってしまう。 ただ、なにかのチャンスで手に入れることが出来るのなら、 マウンテンバイクだろうと、ママチャリだろうと、 「イラナイ!」何て言わないで、一考の余地があろう。 目次809に戻る |
| 20年9月16日 今朝は、早く起きるつもりが朝寝坊。 完全に明るくなってから目が覚めた。 「イケネー」大急ぎで、身支度をして店に直行。 例の如く、日記の内容を考えている時間も無い。 こういう時の圓窓師匠は、ほんと助かる。 じゃー、お時間も宜しいようで・・・・ 女房とコーヒー 夫の仕事に対し、女房は慰労の念をもたねばならない。 噺家は稽古も仕事のうち。 その稽古の終った頃を見計らって、 女房がいれてくれるコーヒーの旨いこと! 疲労がたちどころに去っていくようだし、 また、改めて女房に惚れ直したりなんかもする。 こうなると、私もお世辞の一つぐらいは云わなくちゃあ・・・・ 「コーヒーと女は同じようなもので、良いものもあれば、悪いものもある」 「あたしはどっちなの」 「もちろん、良いほうさ」 「うれしい!」 「コーヒーも女も、選び方一つだ。 俺は自信をもってコーヒーを選び、お前を選んだ」 「じゃあ、あなたは世界一の幸福な男ね」 「そうさ」 「だから、コーヒーを見るとお前を思い出し、お前を見るとコーヒーを思い出すね」 「どっちも見ない時は?」 「いちばんホッとするんだ・・・」 お世辞も、あまり広げすぎると、納まりがつかなくなり、 ついボロが出てしまう事もある。 でも羨ましいな。 コーヒーが出てくるタイミングこそ、旨さの原点だろうよ。 目次809に戻る |
| 20年9月15日(アジのたたき) 先日、弟がアジとセイを釣ってきた。 セイは孫を子供らのための煮付け、大きなアジはタタキにして全部私が・・・・。 旨かった!幸せだった! 大好きな物は、量もより多く、腹一杯食べたい。 考えてみれば この卑しい考え方が、今のこの店のあり様かも分らない。 大好きなコーヒーは、腹一杯飲みたかった。 だから販売形態も、疑うことなくコーヒー豆屋だったのかもわからない。 なんせ、自分の家でコーヒーを点てると いつでも、たっぷりと、一番安く仕上がるから・・・。 いわゆる「純喫茶」なるものは、私には40年も前から考えられなかった。 イケネー、話がコーヒーなどと横道に反れはじめた。 話を、アジのことに戻そう。 いや、大きなアジだった。 鮮度も良かった。 今朝、網ではなく現実に釣って、直ぐ締めた最高の状態だった。 それを全部タタキに、しかも私一人で・・・・ でも、正直もう少し食べたい。 出来れば倍? そう、アジのゲップが出るぐらい? (きたない。失礼) 考えてみれば 最終的には、質もどうでも良いのかもわからない。 そりゃー旨いに越した事は無い。 しかし、スゲー不味くさえなければ、ある限度内なら何でも許せる。 なんせ、好きなんだもん。 旨く感じてしまうんだもん。 「おい! 結局、量かよ。」 そうかも分らない。 目次809に戻る |
| 20年9月14日 店のメニューも、カップも、一つ一つ冬型になって行く。 先日から、エチオピア モカの「ジェルジェルツー」になった。 「やはり、濃厚ですなー。」 「さすがに、旨いですなー。」 久しぶりに、ジェルジェルをやったら、早速こういう返事が返ってくる。 暑い時期には、どうしてもあっさりした珈琲をすすめてしまうし メニューも、そういう珈琲にばかりなる。 久しぶりのジェルジェルは、そうとうショッキングだったのだろう。 「これからの時期は、こういう珈琲ばかりになりますよ。」 コーヒーフェアのテーマコーヒー「イブラヒム モカ」は、 ジェルジェルよりも、もう一歩濃いと分っているので、私も妥協しない。 濃いコーヒー・・・・、濃く作れる・・・。 コーヒーマンにとっては目標だ。 濃いものは、お湯をさせば薄くもできるが、薄いものはどうすることも出来ない。 紅茶の世界には、ホットウォタージャグと言って、 お客様の目の前に、薄めてもいい白湯を同時に出している。 いや、これもちゃんとした紅茶の道具だ。 ここまでは要求しないとしても、濃い事とはそういうことだ。 同じ粉の量を使って、同じ粉の粗さで、同じだけ点てて・・・・ それでいて濃い、甘い、いや美学だろうよ。 目次809に戻る |
| 20年9月13日 全ての物が高価になり、所得は増えないという事態が続いている。 私も含めて、庶民は絶えることが、今出来る最大のことだろう。 更に、時の総理大臣が政治を投げ出した。 しかも2度も続けて・・・ 三笠フーズの問題も、結局、農林水産省と結託した形で進行した。 経済的にだけではなく、生命維持活動までもが、今問われている。 しかし、絶えながらも「この事態を何とかしなくては・・・」とも思っている。 微力と分っていても、私に出来る事はなんなのか? 微力が凄く集まれば一つの勢力になる。 告発を受け止めるだけではなく、ささやかな一歩を踏み出さなくてはならない。 「自分に出来る事は何なのか」を考えてみることだろう。 ちなみに、私はカップコーヒーやアイスコーヒーの値段を上げないこと。 必ず国産のものを買い食べること。 無ければ中国製でも・・・・ではなく、もう買わない事。 私は、もう5年も6年も、必ず毎朝、生野菜を食べている。 生野菜は「火を通せば量が云々・・・」という人もあろう。 私は「食べないより、毎朝食べる方が良い」と、これを今でも継続している。 継続の中に、ゆっくりと真実らしきものが見え始めている。 そんなささいなことだ。 マディスチックな事かも知れない。 でも、今じっとしておれないのだ。 目次809に戻る |
| 20年9月12日(手の間) 昨日の夕方、「イブラヒム モカの会」から荷が届いた。 この度、その会の代表である福岡「珈琲美美」の森光氏が 「珈琲はモカにはじまり・・・」という紀行文を 「手の間」という本にて37ページにわたる大特集文を掲載されたと記されていた。 今回当店で10月2日から行うコーヒーフェアのテーマコーヒーも、 「イブラヒム モカ」である。 「一日だけの コーヒーたて方教室」の中でも、最後に「モカに始まり、モカに還る」を 上映しようと思っている。 農薬問題で、大手の焙煎業者が、 何とか「モカ」の名前を庶民から忘れさせようとしている中にあって、 「良いモカ」は、本当に旨いんだ。 モカからコーヒーは始まったし、モカこそ味や香りの原点だし、 一巡してまたモカに還らなくちゃとも思っている。 「ロブスタ種は旨くない」とは、好き好きなんかの問題では無く、 「良いモカ」を持ってしか現実的な批判は出来ない。 モカを忘れさせる事とは、 ロブスタ種への批判の武装解除に他ならない。 今こそもう一度、「モカ」を見直すチャンスだ。・・・コーヒーを見直すチャンスだ。 早速、この「手の間」という本を、先ず40冊注文した。 本の到着までに数日掛かろうが、 この機会に、是非見て見られん事をお勧めしたい。 一冊¥800. 目次809に戻る |
| 20年9月11日 昨日の最低気温19℃、最高気温31℃。 寒暖の差が激しい。 予報では最高気温が30℃を割るのは、当分先のようだ。 お盆後、確かに涼しくはなったが、ここに来てまた暑さがぶり返したようだ。 さて、本当に久しぶりの三遊亭圓窓師匠の登場となります。 彼は「500の珈琲小話を読む」という本を出しておられて、 この紙面を借りて一話づつ紹介しようというもの・・・。 忘れられないもの お互い愛を感じ合った頃のコーヒーの味と香りは、 一生、忘れられないものらしい。 女は変わらない愛を求める。 だが、男は・・・・ 先日、私は女房とコーヒーを飲んだ。 「あなた、コーヒーを飲んで、何か思い出さない?」 「ウーン、何だい?」 「十年前、あたしをデートに誘って、喫茶店でコーヒーを飲みながら、 あたしに云ってくれた言葉よ。 忘れた?」 「へー? 何か云ったかい?」 「云ったわよ、恥かしそうに。 あたし、とってもうれしかったわ」 「コーヒーを飲みながら・・・・、 アッ、思い出した! お前に『このコーヒー代を貸してくれ』って云ったっけ」 やはり、良い。 文字にした場合、読者の頭の中の言葉が、即「話口調」になってしまうものだから ついつい最後のオチを期待してしまう。 その読者の期待に答えなくては・・・と このプレッシャーを、正面で受け止められるかどうか問題ともなろう。 目次809に戻る |
| 20年9月9日 1月1日、3月3日、5月5日、7月7日、そして今日9月9日(重陽の節句)が 一年中で最後の節句になる。 次の日曜日、9月14日が中秋の名月。 15日は敬老の日。 23日が秋の彼岸の中日。 そしてその後、週末の土日が「祭り」「祭り」と続く。 そうこうしている間に、秋も深まり、食べ物も秋刀魚、蟹、茸、鍋と移ってゆく。 昨日の夜、生まれて初めて感じた事で、 南の風は暖かく、北の風は冷たいということ。 本当だった。 夜、窓を開けっ放して寝ているが 昨日はたまたま、涼しい時と、暑くって寝苦しい時の両方が共存していた。 風はあるものの、南からの風はむし暑く、北からの風は乾いて寒い。 その変化に一分間もかかっていない。 この時間が掛かっていない事が大切。 南からの風だろうと、北からの風だろうと、 同じ方向で吹いていたら「今日は風がある」程度にしか感じない。 ほぼ同時位だから、風の性格を感じられる。 節句と言えば、ついつい私は竹を連想してしまう。 あの竹の節だ。 あの節があるから、竹は天に向かって、真っ直ぐに伸びる事が出来る。 節が支え。 しかもそれを自身で作ってゆく。 いや、夏でもない、冬でもない、この素晴らしい秋を心ゆくまで感じたい。 目次809に戻る |
| 20年9月8日(ブルーマウンテンの開業) 28年前の今日、ブルーマウンテンは開業した。 当時から自分としては喫茶店というよりも、 コーヒーや紅茶の小売業の方に力を注ぎたく・・・・ でも、ここは大田舎。 更に、いわゆる住宅地。 私自身も含めて、購入心が笠岡の市内に向いていた。 どう考えてみても小売業としては成り立たない場所だった。 断腸の思いで、カップコーヒーを売らざるを得なかった。 但し、普通の喫茶店ではなく、コーヒーに全力を注いだ珈琲専門店なのだと思った。 私が生豆を選び、私自身がその生豆を焼き、自分で点てた珈琲を飲んでもらう。 これが今でも続いているブルーマウンテンの姿勢だ。 この形態の店が、私の唯一妥協できることだった。 やる。 絶対にやる。 そしてこれで絶対に食っていこう。 飲みやすい珈琲ではなく、人がまた飲みたくなる珈琲を作ろう。 第一に、それには100%のアラビカ種の生豆だけを使うこと。 利益が良いからとかで、ロブスタ種を使おうものなら、 その時には誤魔化せても、必ず飽きがくる。 次に焙煎の度合いは深くする。 アラビカ種の珈琲は、香りもコクも甘味も素晴らしいが、どうしても酸味が・・・・。 ここに、ロブスタ種の入り込める余地があることになる。 その酸味を飲む人に感じさせないようにするのが焙煎の度合い。 これを深くすること。 <100%のアラビカ種><深煎り珈琲> これが今でも続いている当店の両軸の車輪だ。 待ってて駄目なら、こっちの方から売って行こう。 これ以上の妥協はありえない。 「なんだかだと私の珈琲にケチをつけるのは、結局味が分ってねぇからだよ。」 「黙れ! 貧乏人! 実際のお金じゃなくて、心が貧乏人なんだよ!」 「どこに喫茶店と書いてあんだよ。 普通の店なんて、こっちとらやりたかねぇんだ」 こうして、「ツッパリ屋のブルーマウンテン」は、28年前にオープンしたのだ。 しかも、これが、私が29歳の若僧の店主だった時のこと。 今の私なら、こんな生意気な店・・・二度と行かない。 目次809に戻る |
| 20年9月7日(コーヒーフェアの案内文) 「コーヒーフェア」の案内文を昨日作った。 繰り返し言うが、テーマコーヒーはイブラヒム モカ。 特に今回のフェアでは、イエメン・モカ・・・モカ・マタリの健在ぶりを言いたかった。 テーマを文字で表現すると(案内文はそうせざるをえない) 「イブラヒム モカ」は今でも健在です。 頭の中では、このように書くつもりだった。 ところが、実際には「イブラヒム モカ」は今でも顕在です。 と書いてしまった。 この文を作ったのが、店の営業前。 ズート店を営業していて、気がつかなかった。 夕方になって、もう一度文を読んでいたら・・・・ アッ・・・・、自分では健在と書くつもりだったんだが、顕在になっている。 大慌てで辞書。 健在・・・無事でいる事。丈夫でいる事。 顕在・・・物事がはっきり現れている事。 どちらもケンザイと読む。 <健在の方は、残留農薬問題があったが、このイブラヒムは大丈夫なんですよ> と言う事が強調される。 <顕在の方は、今までの中で一番旨いと言われている珈琲なんですよ> という方が強調されているようだ。 この2つの事柄については、本文の中でも触れている。 「これでもマァ良いか?」 「通す、通す」 自分の本意では無いものの、印刷分を破棄して、新しく作り直すほどでもないか。 <良くあることで、大したことではない>と理解する事にした。 追伸: 勝手ながら、今日が店27年目の最後の日に当たる。 目次809に戻る |
| 20年9月6日 一日店を空けていたら、野暮用がふえていた。 しかも木曜日に居なかったので、どうも「休み明け2日間して土日」という実感が、 「今日しておかなくては・・・」になってしまう。 どうも金曜日と木曜日とが分らなくなってしまった、昨日一日だった。 さーて、 昨日から、ザッセンハウスミルも含めての、秋のコーヒー器具を展示した。 抽出器具はハリオV60シリーズ。 今年のうたい文句は、「一点集中」 コーヒーフェアが10月2日から4日間だから、 この一ヶ月弱の間、それに照準を合わせる運びとなる。 「コーヒー点て方教室 HOT編」も、期間中の3日(金)に行なう事になっている。 「一点集中とは、どういう事なのか?」10月2日までにヨーク見て、 安くなっているフェア期間中に(定価の20%引き)これを購入して、 点て方は、コーヒー教室に参加して・・・・、 コーヒーの豆は、本物の「モカ マタリ(イブラヒム モカ)」を飲もう。 これも特価だし、コーヒー教室の中でも「モカに始まり モカに還る」を上映する。 私の頭の中では、いい段取りになっているが・・・・、現実は・・・・。 この元気さを宝塚歌劇に貰いに行ったと言っても過言ではないのだ。 いや、これでいいのだ。 目次809に戻る |
| 20年9月5日(宝塚・ザッセンハウスミル) 行って来ました。 宝塚。 元気を貰いました。 はい。 やっぱり、素晴らしい! 宝塚に着いたら、すぐラインダンス弁当(名前はウソ)。 先ず腹ごしらえをして、いざ、本番のラインダンス・・・・これは最後!最後! 歩くミラーボール(着ている服のこと)が、まぶしくて見えないかと思ったら ちゃんと衣装変えするんだもんね。 その点は凄い! さすが気使いの宝塚。 ちゃんと衣換えして、 今度は、美川憲一とも小林幸子をたして2で割ったような、 原色の羽を背おって、手には鈴をもっての登場! 拍手! 拍手! の連打! もう、もう、元気を確かに受け取りました。 これで、年内は私も元気です。 宝塚の報告はこのくらいにして・・・・(キリが無いから) 届いています。 ザッセンハウスのコーヒーミル。 以前のと比べると、一寸違うよう。 以前の方が良いという人、いや今回の方が素晴らしいという人。 意見が分かれましょうな。 でも、以前のものはもう無い訳だし、 今回のものも、相変わらず作りは素晴らしい。 見ているだけでもうっとりする。 金の光沢、茶色とのバランス、金属の厚み。 もう、過去のことは言わないで、改めてこの現実のザッセンミルを評価したらどうか? 今のところ歯も評価していないが、目で見た感じによると鋭い歯と思う。 いや、本当に美しい。 目次809に戻る |
| 20年9月2日 明日は定休日で日記は休み。 明後日は、朝早くから私個人が宝塚に行くのでこれも日記が休み。 次回の日記は5日になる事を言っておく。 ザッセンハウスのコーヒーミルの問い合わせが急に増えた。 早ければ今日。 場合によっては5日に到着する予定になっている。 これは前回の予約分。 今注文したら、今度はいつの到着になるかは未定。 さて、今回入荷するミルと、今までのミルがイコールで有るかどうかは 写真、カタログで見る限りに措いて同じだと思うが、 現物を見てみないと分らない。 まぁ、もう1〜2日で現物が到着するのだから・・・・。 購入する側からすれば、それが知りたい気持ちも分る。 但し、私も今まで、写真と現物が違っていた事を何度も経験している。 例えば黒なら黒の色。 光沢の度合いと具合。 販売する側の私としては、最低限、責任あるものを販売したい。 今までにご予約頂いた方は、直接の使用が目的ではない。 「ザッセンハウス」ということで信用して頂いている方だ。 現物を見てからではないから、お安くする以外に方法がない。(それも一寸だけ) 更に、今後ザッセンハウスが、コーヒーミルを作り続けるのか? これも今のところ分らない。 私は可能性が五分五分だと思っている。 あくまで、今回はメリタ100周年を記念してということだ。 基本的にはメリタという会社と、ザッセンハウスという会社は異なっている。 あくまで、現物を見て、その時それを購入するしか方法は無いようだ。 目次809に戻る |
| 20年9月1日 この辺りの笠岡も含めて、列島各地での集中豪雨が荒れ廻っている。 今年は、今まで台風は上陸しなかったものの、この集中豪雨と雷、地震が怖い。 この9月・10月は台風のシーズン。 ここらも含めて、大きな被害が出ない事を願うしかない。 さて、今日からガソリンが値下がりする。 私個人は車に乗らないから、どうも実感が湧かない。 ただ具体的に輸送代とか石油製品には影響も出てこよう。 ガソリン代が高かった(今も高い)時に経験した事、 例えば電車やバスや自転車は、今後も続けて続けなくてはならない。 「久しぶりに自転車に乗ったら・・・」との発見もあったはずだ。 この発見は自分のもので、ガソリン代の値下げは他者からのせいである。 コーヒーの事も総括してみる。 全ての生豆が値上がりした。 その中でもグァテマラの値上がりが一番。次にケニア。 ブラジル、コロンビア等の他の豆も、すきあらばと値上げの理由を探していた。 今は高値のまま、ちょっと落ち着いている。 更にこのガソリン代の値下げで、現地からの運送費、倉庫費用も含めて、 価格的には良いことだろう。 今回も価格を一切いじらなかった、ブラジルの下坂さんはやはり凄い。 経験上だろう、「そんな問題では無い」ということを知っておられるのだろう。 当店もカップのコーヒー代や、リキッドのアイスコーヒーは、 十数年価格をいじっていない。 これも下坂さんのその根性が、私にも伝染しているにすぎない。 やはり、「良いものが作りたい!」という気質がそうさせているのだ。 分るか! 良いものなんだよ。 決して、良く儲かる物ではないよ。 目次809に戻る |